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そしてようやく、ここまで来た。ヴォルフィノーを深く懐に抱いた、骨の山ドヴェナク。
ヤツはここにいる……。間違いない。この先で、オレを待っている。
オレにオロチを止めることができるだろうか? もし、できたとして、その時コトノハはどうなる……?
キリテには、わからなかった。いま自分になにができるのか? この先、自分達がどうなるのか?
しかしそれでも、オロチを放っておくことはできない。コトノハを、このままにしておくわけにはいかない。
降り積もった雪のなか、キリテは一歩一歩、確実に進んで行った。
すべての終局へと向けて……。
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